平成15年頃に製作した茶室、我流で作り、お茶を習ってから使い勝手良くない所がわかり
反省、後の祭りです。4年ぶりに写真を撮り公開します、14mmを使用しトリミングもしました
明るさ調整も
庭からの全景
入り口近く、主石の後ろに立てたので壁土が塗りにくくなりました松は後から植えました
入り口近くから見る土壁と障子と瓢箪 瓢箪近くの壁土は蜂が時々持って行きます
にじり口から見る茶道口
にじり口から見る床、畳は使わず板張りです、広さは二畳です
茶道口を閉めると水屋が現れます
水屋右側に湯気を排出する為の障子が有ります
その右側には壁に埋め込んだ瓢箪が有ります、壁は縦に竹を2センチ間隔に立て
横にススキの茎を1センチ間隔に並べ、麻紐で編み藁を漉き込んだ宮野山の赤土と黒部川の
砂を3重に塗り込めました。この作業が一番時間が掛かり、昔は大工さんより左官の方が
偉かったのが判りました、戦後電気屋さんが壁土に穴を開け配線を通すので犬猿の仲と
言われるのも判りました。
水屋は杜松と霧島杉の板で作りました、壁板にはカッパ夫婦を知人に書いてもらいました
カッパの間の茶碗には丸山焼き豆腐と書いてあり尋ねると、丸山窯を洒落で書いたそうです
床壁には一位の板と床柱は山桜の枝をつつじの古木で上下を繋いで見ました
床壁の上部に掛け軸用の釘を、下部にはエンジュを使いました
床柱の桜枝には花立に使う為枝を残しました、上下に使ったツツジは樹齢150年ほどでした
月見用の障子は栗を使いました、腰板は霧島杉です
にじり口近くの腰板はアメリカンチェリーの虫食いを二枚に剥ぎ、壁土が完成後はめました
天井は鏑寄せにしたので天井板は四種類にしました、すす竹は丸と割りです
床は姫小松、炉の上部は楓です、
カッパの夫婦と丸山焼とうふと書かれた茶碗
茶道口に向かうには春日灯篭の横を通ります
茶道口とにじり口はケヤキの板戸二枚を分解して作り直しました、
ゆっくり見ていただき有難うございました。 もどる